オングリザ錠2.5mg/オングリザ錠5mg


作成又は改訂年月

**2014年6月改訂(下線部分)〈第3版〉

*2014年1月改訂

日本標準商品分類番号

873969

日本標準商品分類番号等

国際誕生年月
2009年7月

薬効分類名

選択的DPP-4阻害剤 2型糖尿病治療剤

承認等

販売名
オングリザ錠2.5mg

販売名コード

3969017F1028

承認・許可番号

承認番号
22500AMX00877
欧文商標名
ONGLYZA Tablets 2.5mg

薬価基準収載年月

2013年5月

販売開始年月

2013年7月

貯法・使用期限等

貯法

室温保存
(アルミピロー開封後は高温・高湿を避けて保存すること。)

*使用期限

包装に表示の期限内に使用すること

規制区分

処方せん医薬品

注意─医師等の処方せんにより使用すること

組成

有効成分

1錠中サキサグリプチン水和物2.64mg(サキサグリプチンとして2.5mg)

添加物

乳糖水和物、結晶セルロース、クロスカルメロースナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、酸化チタン、マクロゴール4000、タルク、黄色三二酸化鉄、塩酸(pH調整剤)、水酸化ナトリウム(pH調整剤)

性状

性状

淡黄色のフィルムコーティング錠

外形

直径(mm)

8.2

厚さ(mm)

4.2

重量(mg)

約240

販売名
オングリザ錠5mg

販売名コード

3969017F2024

承認・許可番号

承認番号
22500AMX00878
欧文商標名
ONGLYZA Tablets 5mg

薬価基準収載年月

2013年5月

販売開始年月

2013年7月

貯法・使用期限等

貯法

室温保存
(アルミピロー開封後は高温・高湿を避けて保存すること。)

*使用期限

包装に表示の期限内に使用すること

規制区分

処方せん医薬品

注意─医師等の処方せんにより使用すること

組成

有効成分

1錠中サキサグリプチン水和物5.29mg(サキサグリプチンとして5mg)

添加物

乳糖水和物、結晶セルロース、クロスカルメロースナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、酸化チタン、マクロゴール4000、タルク、三二酸化鉄、塩酸(pH調整剤)、水酸化ナトリウム(pH調整剤)

性状

性状

淡紅色のフィルムコーティング錠

外形

直径(mm)

8.2

厚さ(mm)

4.2

重量(mg)

約240

一般的名称

サキサグリプチン水和物錠

禁忌

(次の患者には投与しないこと)

1.
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

2.
重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡、1型糖尿病の患者[輸液、インスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となるので本剤を投与すべきでない。]

3.
重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者[インスリン注射による血糖管理が望まれるので本剤の投与は適さない。]

効能又は効果

2型糖尿病

効能又は効果に関連する使用上の注意

1.
本剤の適用はあらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法を十分に行ったうえで効果が不十分な場合に限り考慮すること。

2.
糖尿病の診断が確立した患者に対してのみ適用を考慮すること。糖尿病以外にも耐糖能異常・尿糖陽性等、糖尿病類似の症状(腎性糖尿、甲状腺機能異常等)を有する疾患があることに留意すること。

用法及び用量

通常、成人にはサキサグリプチンとして5mgを1日1回経口投与する。なお、患者の状態に応じて2.5mgを1日1回経口投与することができる。

用法及び用量に関連する使用上の注意

中等度以上の腎機能障害患者では、排泄の遅延により本剤の血中濃度が上昇するため、2.5mgに減量すること。(「薬物動態」の項参照)

中等度以上の腎機能障害患者

血清クレアチニン*(mg/dL)
男性:>1.4
女性:>1.2

クレアチニンクリアランス(Ccr, mL/min)
<50

投与量
2.5mg、1日1回

*クレアチニンクリアランスに相当する換算値(年齢60歳、体重65kg)

使用上の注意

慎重投与

(次の患者には慎重に投与すること)

1.
中等度以上の腎機能障害のある患者又は透析中の末期腎不全患者(「用法及び用量に関連する使用上の注意」の項及び「薬物動態」の項参照)

2.
スルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進剤又はインスリン製剤を投与中の患者[低血糖のリスクが増加するおそれがある。](「重要な基本的注意1.」の項、「相互作用」の項及び「副作用 重大な副作用 1. 低血糖症」の項参照)

3.
次に掲げる患者又は状態[低血糖を起こすおそれがある。]

(1)
脳下垂体機能不全又は副腎機能不全

(2)
栄養不良状態、飢餓状態、不規則な食事摂取、食事摂取量の不足又は衰弱状態

(3)
激しい筋肉運動

(4)
過度のアルコール摂取者

4.
腹部手術の既往又は腸閉塞の既往のある患者[腸閉塞を起こすおそれがある。(「副作用 重大な副作用 4. 腸閉塞」の項参照)]

重要な基本的注意

1.
他の糖尿病用薬と本剤を併用する場合に低血糖症状を起こすおそれがあるので、これらの薬剤との併用時には患者に対し低血糖症状及びその対処方法について十分説明すること。特に、スルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進剤又はインスリン製剤と併用する場合、低血糖のリスクが増加するおそれがある。スルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進剤又はインスリン製剤については、併用時の低血糖のリスクを軽減するため、スルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進剤又はインスリン製剤の減量を検討すること。(「慎重投与2.」の項、「相互作用」の項及び「副作用 重大な副作用 1. 低血糖症」の項参照)

2.
本剤投与中は、血糖を定期的に検査するとともに、経過を十分に観察し、常に投与継続の必要性について注意を払うこと。本剤を3ヵ月投与しても食後血糖に対する効果が不十分な場合、より適切と考えられる治療への変更を考慮すること。

3.
投与の継続中に、投与の必要がなくなる場合や、患者の不養生、感染症の合併等により効果がなくなったり、不十分となる場合があるので、食事摂取量、体重の推移、血糖値、感染症の有無等に留意のうえ、常に投与継続の可否、投与量、薬剤の選択等に注意すること。

4.
本剤とインスリン製剤との併用投与の有効性及び安全性は検討されていない。

*5.
低血糖症状、めまい等があらわれることがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させること。

相互作用

本剤はCYP3A4/5により代謝され、主要活性代謝物を生成する。本剤の腎排泄には、能動的な尿細管分泌の関与が推定される。(「薬物動態」の項参照)

併用注意

(併用に注意すること)

1. 薬剤名等
糖尿病用薬
 スルホニルウレア剤
  グリメピリド、グリベンクラミド、グリクラジド、トルブタミド 等
 速効型インスリン分泌促進剤
  ナテグリニド、ミチグリニドカルシウム水和物、レパグリニド
 α-グルコシダーゼ阻害剤
  ボグリボース、アカルボース、ミグリトール
 ビグアナイド系薬剤
  メトホルミン塩酸塩、ブホルミン塩酸塩
 チアゾリジン系薬剤
  ピオグリタゾン塩酸塩
 GLP-1アナログ製剤
  リラグルチド、エキセナチド
 インスリン製剤

臨床症状・措置方法
糖尿病用薬との併用により、低血糖症状が起こるおそれがあるので、慎重に投与すること。特に、スルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進剤又はインスリン製剤と併用する場合、低血糖のリスクが増加するおそれがある。スルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進剤又はインスリン製剤については、併用時の低血糖のリスクを軽減するため、スルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進剤又はインスリン製剤の減量を検討すること。(「慎重投与2.」の項、「重要な基本的注意1.」の項及び「副作用 重大な副作用 1. 低血糖症」の項参照)
低血糖症状が認められた場合には、通常は糖質を含む食品等を摂取するが、α-グルコシダーゼ阻害剤との併用時はブドウ糖を投与すること。

機序・危険因子
血糖降下作用の増強による。

2. 薬剤名等
血糖降下作用を増強する薬剤
 β-遮断薬
 サリチル酸剤
 モノアミン酸化酵素阻害剤
 フィブラート系薬剤 等

臨床症状・措置方法
血糖降下作用を増強する薬剤との併用により、血糖降下作用が増強し、さらに血糖が低下する可能性があるため、併用する場合には、血糖値、その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること。

機序・危険因子
血糖降下作用の増強による。

3. 薬剤名等
血糖降下作用を減弱する薬剤
 アドレナリン
 副腎皮質ホルモン
 甲状腺ホルモン 等

臨床症状・措置方法
血糖降下作用を減弱する薬剤との併用により、血糖降下作用が減弱し、血糖値が上昇する可能性があるため、併用する場合には、血糖値、その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること。

機序・危険因子
血糖降下作用の減弱による。

4. 薬剤名等
CYP3A4/5阻害剤
 イトラコナゾール 等

臨床症状・措置方法
CYP3A4/5阻害作用を有する薬剤との併用により、本剤の血中濃度が上昇する可能性があるため、併用する場合には、必要に応じて本剤を減量するなど注意すること。

機序・危険因子
CYP3A4/5に対する阻害作用により、本剤の代謝が阻害される。(「薬物動態」の項参照)

副作用

副作用等発現状況の概要

国内で実施した2型糖尿病患者を対象とした臨床試験において、安全性解析対象1,237例中221例(17.9%)に臨床検査値の異常を含む副作用が認められた。主な副作用は、低血糖症29例(2.3%)、便秘19例(1.5%)、発疹15例(1.2%)等であった。

重大な副作用

1. 低血糖症
他の糖尿病用薬との併用で低血糖症(速効型インスリン分泌促進剤併用時10.5%、スルホニルウレア剤併用時8.2%、チアゾリジン系薬剤併用時1.9%、ビグアナイド系薬剤併用時1.7%、α-グルコシダーゼ阻害剤併用時0.9%)があらわれることがある。また、他の糖尿病用薬と併用しない場合も低血糖症(0.5%)が報告されている。低血糖症状が認められた場合には、本剤あるいは併用している糖尿病用薬を一時的に中止するかあるいは減量するなど慎重に投与すること。なお、他のDPP-4阻害剤で、スルホニルウレア剤との併用で重篤な低血糖症状があらわれ、意識消失を来した例も報告されていることから、スルホニルウレア剤と併用する場合には、スルホニルウレア剤の減量を検討すること。また、本剤の投与により低血糖症状が認められた場合には通常は糖質を含む食品等を摂取するが、α-グルコシダーゼ阻害剤との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。(「慎重投与2.」の項、「重要な基本的注意1.」の項及び「相互作用」の項参照)

2. 急性膵炎(頻度不明(海外において認められた副作用))
急性膵炎があらわれることがあるので、膵炎の症状について説明し、観察を十分に行うこと。もし、持続的な激しい腹痛等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

3. 過敏症反応(頻度不明(海外において認められた副作用))
アナフィラキシー、血管浮腫及び皮膚剥脱等の重篤な過敏症反応があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

4. 腸閉塞(0.5%未満)
腸閉塞があらわれることがあるので、観察を十分に行い、高度の便秘、腹部膨満、持続する腹痛、嘔吐等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。(「慎重投与4.」の項参照)

その他の副作用

1. 神経系障害
0.5〜2%未満 
めまい

2. 神経系障害
0.5%未満 
頭痛

3. 眼障害
0.5%未満 
白内障、霧視

4. 心臓障害
0.5%未満 
動悸、期外収縮、心電図T波逆転

5. 呼吸、胸郭及び縦隔障害
0.5%未満 
鼻咽頭炎、上気道感染、咳嗽

6. 呼吸、胸郭及び縦隔障害
頻度不明(海外において認められた副作用) 
副鼻腔炎

7. 胃腸障害
0.5〜2%未満 
便秘、下痢、腹部不快感、胃炎

8. 胃腸障害
0.5%未満 
腹部膨満、腹痛、逆流性食道炎、胃腸炎、悪心、嘔吐、消化不良、口内炎、口唇炎、便潜血

9. 肝胆道系障害
0.5〜2%未満 
肝機能異常(ALT(GPT)上昇、AST(GOT)上昇、γ-GTP上昇、ALP上昇等)

10. 皮膚及び皮下組織障害
0.5〜2%未満 
発疹、湿疹、そう痒

11. 皮膚及び皮下組織障害
0.5%未満 
蕁麻疹、ざ瘡、冷汗

12. 全身障害
0.5%未満 
浮腫、筋痙縮、けん怠感、無力症

13. 代謝異常
0.5%未満 
2型糖尿病悪化、高尿酸血症、尿中アルブミン/クレアチニン比増加、血中ブドウ糖減少、グリコヘモグロビン増加、CK(CPK)上昇

14. 血液
0.5%未満 
貧血、白血球数増加、血小板数減少

15. その他
0.5%未満 
高血圧、頻尿、高カリウム血症、胸痛、白癬、腎結石、鼻出血、甲状腺腫瘤、尿路感染

高齢者への投与

一般に高齢者では、生理機能が低下していることが多いので、経過を十分に観察しながら慎重に投与すること。また、患者の腎機能障害の程度に応じて適切な用量調節を行うこと。(「用法及び用量に関連する使用上の注意」の項及び「薬物動態」の項参照)

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

1.
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]

2.
授乳中の婦人には投与することを避け、やむを得ず投与する場合は授乳を中止させること。[動物試験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている。]

3.
ラット及びウサギを用いた本剤単独投与による生殖毒性試験においては、催奇形性も母動物毒性も認められていないが、メトホルミンとの併用投与による生殖毒性試験において、ラットでは本剤との関連性は不明であるが胎児に催奇形性(頭蓋脊椎破裂)が、ウサギでは母動物毒性(致死、流産)が認められた。

小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。(使用経験がない。)

過量投与

徴候、症状
海外臨床試験において、400mg投与された健康成人において、頭痛、鼻閉等の症状が報告されている。

処置
過量投与が認められた場合は本剤の投与を中止し、患者の状態により適切な処置を行うこと。なお、サキサグリプチン及び主要活性代謝物は、血液透析(4時間)によりそれぞれ投与量の4%及び19%が除去される。

適用上の注意

薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]

その他の注意

カニクイザルを用いた3ヵ月までの反復経口投与毒性試験において、2mg/kg/日以上の用量(AUCはヒトに1日1回5mg投与したときの4.6倍以上)で末梢部位(尾、指、陰嚢、鼻)の皮膚に病変(痂皮、潰瘍)が認められた。しかしながら、同様の皮膚毒性所見は他の動物種(マウス、ラット及びウサギ)並びにヒトでは報告されていない。

薬物動態

1. 血漿中濃度

(1) 単回投与
健康成人に本剤1、2.5、5mgを空腹時単回経口投与した時の未変化体の血漿中濃度推移と薬物動態パラメータを図1及び表1に示す。また、主要活性代謝物はそれぞれ図1及び表2に示す1)
(本剤の承認された用量は1日1回5mg又は2.5mgである。)

図1 サキサグリプチン1、2.5、5mg空腹時単回経口投与時の未変化体及び主要活性代謝物の平均血漿中濃度推移(平均値±標準偏差)

また、2型糖尿病患者に本剤5mgを朝食前単回経口投与した時、本剤は速やかに吸収され、血漿中の未変化体は投与後0.8時間で最高血漿中濃度に到達し、消失半減期は7.0時間であった。一方、血漿中の主要活性代謝物は投与後1.0時間で最高血漿中濃度に到達し、消失半減期は7.0時間であった2)

(2) 反復投与
健康成人に本剤10mgを1日1回7日間朝食前反復投与した時及び2型糖尿病患者に本剤5mgを1日1回14日間反復投与した時、Cmax、AUCτ及びCminから算出したサキサグリプチン及び主要活性代謝物の累積係数の平均値は約1であり、反復投与による累積はほとんど認められなかった1, 2)。(本剤の承認された用量は1日1回5mg又は2.5mgである。)

(3) 食事の影響
健康成人(25例)に本剤5mgを食後に単回経口投与した時、空腹時と比較して、サキサグリプチンのCmaxは7.7%減少し、AUCは14.0%増加した(表3)3)

2. 蛋白結合率
平衡透析法により測定したところ、サキサグリプチン及び主要活性代謝物の非結合型分率はほぼ100%であり、ヒト血清中蛋白にほとんど結合しなかった4)

3. 代謝酵素

(1)
サキサグリプチンはヒト肝ミクロゾームチトクロームP450の分子種のうち、主としてCYP3A4/5により代謝される(in vitro5)

(2)
サキサグリプチン及び主要活性代謝物はいずれもin vitroでCYP1A2、2A6、2B6、2C8、2C9、2C19、2D6、2E1及び3A4を阻害せず6)、CYP1A2、2B6、2C9及び3A4を誘導しなかった7)

4. 排泄(参考:一部外国人による成績)

(1)
日本人健康成人に本剤5mgを空腹時単回投与したときのサキサグリプチン及び主要活性代謝物の投与後24時間までの尿中排泄率は、それぞれ15.8%及び22.2%であった。また、サキサグリプチンの腎クリアランスは10.61L/h(177mL/min)であり、サキサグリプチンの腎排泄には、能動的な尿細管分泌の関与が推定される1)

(2)
サキサグリプチンは、腎臓及び肝臓の両経路により排泄される。外国人健康成人に14C標識した本剤50mgを単回投与したとき、投与後168時間までに投与放射能の75%が尿中に排泄され、22%が糞中に排泄された。尿中に排泄されたサキサグリプチン及び主要活性代謝物の割合は、投与放射能のそれぞれ24%及び36%であった。一方、糞中に排泄されたのは大部分がサキサグリプチンの酸化代謝物であり、サキサグリプチンの割合は投与量の約0.5%であった8)

(3)
in vitro において、サキサグリプチンと主要活性代謝物は、有機アニオントランスポーター(OATP1B1、OATP1B3、OAT1、OAT3)、有機カチオントランスポーター(OCT1、OCT2)、及びペプチドトランスポーター(PEPT1、PEPT2)の基質とならない9)。また、サキサグリプチンはP糖蛋白の基質であるが、主要活性代謝物はP糖蛋白の基質ではない10)

5. 腎機能障害患者(参考:外国人による成績)11)
腎機能の程度が異なる成人(40名)に本剤10mgを単回経口投与したときのサキサグリプチンのAUCは、腎機能正常者に比べて、軽度(Ccr:50〜80mL/min)、中等度(Ccr:30〜50mL/min)、重度(Ccr:30mL/min未満)の腎機能障害患者でそれぞれ1.2倍、1.4倍、2.1倍になった。主要活性代謝物のAUCは、腎機能正常者に比べて、軽度、中等度、重度の腎機能障害患者でそれぞれ1.7倍、2.9倍、4.5倍になった。
また、血液透析によりサキサグリプチン及び主要活性代謝物は体循環から除去され、4時間の血液透析により投与量のそれぞれ4%及び19%が除去された。

6. 肝機能障害患者(参考:外国人による成績)11)
肝機能の程度が異なる成人(36名)に本剤10mgを単回経口投与したときのサキサグリプチンのAUCは、肝機能正常者に比べて、軽度(Child-Pugh分類A)、中等度(Child-Pugh分類B)、重度(Child-Pugh分類C)の肝機能障害患者でそれぞれ10%、38%、77%増加した。一方、主要活性代謝物のAUCは、肝機能正常者に比べて、軽度、中等度、重度の肝機能障害患者でそれぞれ22%、7%、33%低下した。
サキサグリプチン及び主要活性代謝物のCmaxには肝機能障害による明らかな影響はみられなかった。サキサグリプチンのCmaxは、肝機能正常者に比べて軽度、中等度、重度肝機能障害患者でそれぞれ8%増加、2%増加及び6%低下した。一方、主要活性代謝物のCmaxは、肝機能正常者に比べて、軽度、中等度、重度の肝機能障害患者でそれぞれ18%、16%、59%低下した。

7. 高齢者(参考:外国人による成績)12)
健康な高齢者(65歳以上)及び若年者(18〜40歳)に本剤10mgを単回経口投与したときの高齢者におけるサキサグリプチンのCmax及びAUCは、若年者に比べてそれぞれ23%及び59%高かった。一方、高齢者における主要活性代謝物のCmaxは、若年者に比べて7%低く、AUCは35%高かった。

8. 薬物間相互作用(参考:外国人による成績)

(1) ジルチアゼム、ケトコナゾール(CYP3A4/5阻害剤)13)
健康成人に本剤10mgとジルチアゼム360mg/日を併用投与したとき、サキサグリプチンのCmax及びAUCはそれぞれ63%及び109%増加した。これに伴い主要活性代謝物のCmax及びAUCはそれぞれ43%及び34%低下した。モル換算したサキサグリプチンと主要活性代謝物の総曝露量(AUC)の上昇は平均21%であった。
健康成人に本剤100mgとケトコナゾール400mg/日を併用投与したとき、サキサグリプチンのCmax及びAUCはそれぞれ62%及び145%増加した。これに伴い主要活性代謝物のCmax及びAUCはそれぞれ95%及び88%低下した。モル換算したサキサグリプチンと主要活性代謝物の総曝露量(AUC)の上昇は平均13%であった。

(2) リファンピシン(CYP3A4/5誘導剤)14)
健康成人に本剤5mgとリファンピシン600mg/日を併用投与したとき、サキサグリプチンのCmax及びAUCはそれぞれ53%及び76%低下した。また、主要活性代謝物のCmax及びAUCはそれぞれ39%及び3%増加した。モル換算したサキサグリプチンと主要活性代謝物の総曝露量(AUC)の低下は平均27%であった。DPP-4活性阻害率のAUC24hについては、リファンピシン併用投与の影響はみられなかった。

(3) その他の薬剤との併用(外国人データ)13, 15〜18)
健康成人に本剤と各種薬剤を併用した場合、未変化体及び主要活性代謝物の薬物動態パラメータが受ける影響は、以下のとおりであった。(薬物動態の表A参照)
また、健康成人に本剤と各種薬剤を併用した場合、本剤が併用薬の薬物動態パラメータに与える影響は、以下のとおりであった。(薬物動態の表B参照)

表1 サキサグリプチン空腹時単回経口投与時の未変化体の血漿中薬物動態パラメータ

投与量 Cmax
(ng/mL) 
AUC
(ng・h/mL) 
tmax
(h) 
t1/2,z
(h) 
1mg 4.8±1.2 18.8±3.8 0.8(0.5、2.0) 6.0±2.1 
2.5mg 9.8±2.7 41.4±10.2 0.8(0.5、2.0) 6.8±0.8 
5mg 18.7±3.4 78.6±25.6 0.8(0.5、2.0) 6.5±1.0 

平均値±標準偏差、tmax:中央値(最小値、最大値)


表2 サキサグリプチン空腹時単回経口投与時の主要活性代謝物の血漿中薬物動態パラメータ

投与量 Cmax
(ng/mL) 
AUC
(ng・h/mL) 
tmax
(h) 
t1/2,z
(h) 
1mg 6.8 ± 1.9 50.9 ± 7.6 1.5(1.0、2.0) 10.8 ± 0.7 
2.5mg 21.0 ± 5.6 148.1 ± 28.9 2.0(1.0、3.0) 9.4 ± 0.8 
5mg 44.4 ± 12.2 267.9 ± 65.7 1.5(0.8、3.0) 8.6 ± 1.3 

平均値±標準偏差、tmax:中央値(最小値、最大値)


表3 サキサグリプチン5mg単回経口投与時のサキサグリプチンの血漿中薬物動態パラメータ

投与量 Cmax
(ng/mL) 
AUC
(ng・h/mL) 
tmax
(h) 
t1/2,z
(h) 
空腹時 34.5±9.8 98.5±16.0 0.5(0.3、2.0) 6.6±1.2 
食後 32.0±9.1 112.2±16.6 1.0(0.5、2.0) 6.5±1.1 

平均値±標準偏差、tmax:中央値(最小値、最大値)


表A 健康成人に本剤と各種薬剤を併用した場合、未変化体及び主要活性代謝物の薬物動態パラメータが受ける影響

併用薬 併用薬用量 本剤用量 幾何平均値の比
(併用時/非併用時)
相互作用なし=1.00 
幾何平均値の比
(併用時/非併用時)
相互作用なし=1.00 
幾何平均値の比
(併用時/非併用時)
相互作用なし=1.00 
幾何平均値の比
(併用時/非併用時)
相互作用なし=1.00 
   サキサグリプチン サキサグリプチン 主要活性代謝物 主要活性代謝物 
   AUC Cmax AUC Cmax 
メトホルミン 1000mg
単回投与 
100mg
単回投与 
0.98 0.79 0.99 0.88 
グリブリド 5mg
単回投与 
10mg
単回投与 
0.98 1.08 ND ND 
ピオグリタゾン 45mg
1日1回、10日間 
10mg
1日1回、5日間 
1.11 1.11 ND ND 
ジゴキシン 0.25mg
1日1回、7日間§ 
10mg
1日1回、7日間 
1.05 0.99 1.06 1.02 
シンバスタチン 40mg
1日1回、8日間 
10mg
1日1回、4日間 
1.12 1.21 1.02 1.08 
オメプラゾール 40mg
1日1回、5日間 
10mg
単回投与 
1.13 0.98  ND ND 
Maalox Max 水酸化アルミニウム:2400mg
水酸化マグネシウム:2400mg
シメチコン:240mg
単回投与 
10mg
単回投与 
0.97 0.74 ND ND 
ファモチジン 40mg
単回投与 
10mg
単回投与 
1.03 1.14 ND ND 

† AUCについては、単回投与の場合はAUC、反復投与の場合はAUCτを用いた。
‡ 1名の被験者を除いた結果。
§ ジゴキシン投与1日目は0.25mg錠を6時間ごとに計4回、投与2日目は0.25mg錠を12時間ごとに計2回、投与3〜7日目は0.25mg錠を1日1回投与した。
ND=not determined


表B 健康成人に本剤と各種薬剤を併用した場合、本剤が併用薬の薬物動態パラメータに与える影響

併用薬 併用薬用量 本剤用量 幾何平均値の比
(併用時/非併用時)
相互作用なし=1.00 
幾何平均値の比
(併用時/非併用時)
相互作用なし=1.00 
   AUC Cmax 
メトホルミン 1000mg
単回投与 
100mg
単回投与 
1.20 1.09 
グリブリド 5mg
単回投与 
10mg
単回投与 
1.06 1.16 
ピオグリタゾン 45mg
1日1回、10日間 
10mg
1日1回、5日間 
1.08 1.14 
ジゴキシン 0.25mg
1日1回、7日間§ 
10mg
1日1回、7日間 
1.06 1.09 
シンバスタチン 40mg
1日1回、8日間 
10mg
1日1回、4日間 
1.04a
1.16b 
0.88a
1.00b 
ジルチアゼム 360mg
1日1回、9日間 
10mg
単回投与 
1.10 1.16 
ケトコナゾール 200mg
1日2回、9日間 
100mg
単回投与 
0.87 0.84 
Ortho-cyclen エチニルエストラジオール 0.035mg及びnorgestimate 0.250mg、21日間 5mg
1日1回、21日間 
1.07c
1.10d
1.13e 
0.98c
1.09d
1.17e 

† AUCについては、単回投与の場合はAUC、反復投与の場合はAUCτを用いた。
§ ジゴキシン投与1日目は0.25mg錠を6時間ごとに計4回、投与2日目は0.25mg錠を12時間ごとに計2回、投与3〜7日目は0.25mg錠を1日1回投与した。
a シンバスタチン、b シンバスタチン酸、c エチニルエストラジオール、d ノルエルゲストロミン、e ノルゲストレル


臨床成績

1. 単剤療法

(1) 用量反応試験
食事療法、運動療法を実施しても血糖コントロール不十分な2型糖尿病患者を対象に、本剤1注)、2.5、5mg又はプラセボを1日1回12週間経口投与した。主要評価項目のHbA1c(NGSP値)の変化量は、サキサグリプチンの用量の増加に伴い増加し、サキサグリプチン5mg群はプラセボ群と比べて有意な差が認められた(表4)19)

(2) プラセボ対照二重盲検比較試験
食事療法、運動療法を実施しても血糖コントロール不十分な2型糖尿病患者を対象に、本剤2.5、5mg又はプラセボを1日1回24週間経口投与した。主要評価項目のHbA1c(NGSP値)の変化量は、サキサグリプチンの用量の増加に伴い増加し、サキサグリプチン5mg群はプラセボ群と比べて有意な差が認められた(表5)20)

(3) 長期投与試験
上記(2)のプラセボ対照二重盲検比較試験に参加した患者を対象に本剤2.5、5mgを継続投与した結果、52週間にわたって効果が持続した(表6)21)
食事療法、運動療法を実施しても血糖コントロール不十分な2型糖尿病患者を対象に、本剤5mgを1日1回52週間経口投与した。投与開始初期からHbA1c(NGSP値)及び空腹時血糖が低下し始め、投与52週間にわたって効果が持続した(表7)22)

2. 経口糖尿病用薬との併用療法
非盲検併用療法長期投与試験
食事療法、運動療法に加えて、経口血糖降下薬で血糖コントロール不十分な2型糖尿病患者を対象に、本剤5mgを1日1回52週間併用投与した。いずれの併用療法においても、投与開始初期からHbA1c(NGSP値)及び空腹時血糖が低下し始め、52週間にわたって効果が持続した(表8)。52週までの併用投与時における低血糖症の副作用発現率は、速効型インスリン分泌促進剤併用時10.5%(6/57例)、スルホニルウレア剤併用時8.2%(15/183例)、チアゾリジン系薬剤併用時1.9%(2/108例)、ビグアナイド系薬剤併用時1.7%(2/116例)、α-グルコシダーゼ阻害剤併用時0.9%(1/113例)であった23)

表4 プラセボ対照二重盲検比較試験(12週時)の結果

投与群 HbA1c(NGSP値)(%) HbA1c(NGSP値)(%) 空腹時血糖(mg/dL) 空腹時血糖(mg/dL) 
 投与前からの変化量 プラセボとの差 投与前からの変化量 プラセボとの差 
プラセボ(n=87) -0.08  ─ 0.9  ─ 
サキサグリプチン5mg(n=81) -0.90 -0.82* -16.6 -17.5* 

*:p<0.0001、Dunnett検定
注)本剤の承認された用量は1日1回5mg又は2.5mgである。


表5 プラセボ対照二重盲検比較試験(24週時)の結果

投与群 HbA1c(NGSP値)(%) HbA1c(NGSP値)(%) 空腹時血糖(mg/dL) 空腹時血糖(mg/dL) 食後2時間血糖(mg/dL)* 食後2時間血糖(mg/dL)* 
 投与前からの変化量 プラセボとの差 投与前からの変化量 プラセボとの差 投与前からの変化量 プラセボとの差 
プラセボ(n=90) 0.28  ─ 3.2  ─ 4.3  ─ 
サキサグリプチン5mg(n=97) -0.34 -0.62*** -7.0 -10.2** -21.7 -26.0*** 

*:食事(テストミール)負荷試験時のデータ
**:p<0.05、Dunnett検定
***:p<0.0001、Dunnett検定


表6 長期継続単独療法試験(52週時)の結果(投与前からの変化量)

投与群 HbA1c(NGSP値)(%) HbA1c(NGSP値)(%) 空腹時血糖(mg/dL) 空腹時血糖(mg/dL) 
 最低値
(最低値時期) 
最終評価時点値
(52週) 
最低値
(最低値時期) 
最終評価時点値
(52週) 
サキサグリプチン5mg(n=97) -0.43
(36週) 
-0.35
(52週) 
-16.3
(36週) 
-3.3
(52週) 

表7 非盲検単独療法試験(52週時)の結果(投与前からの変化量)

投与群 HbA1c(NGSP値)(%) HbA1c(NGSP値)(%) 空腹時血糖(mg/dL) 空腹時血糖(mg/dL) 
 最低値
(最低値時期) 
最終評価時点値
(52週) 
最低値
(最低値時期) 
最終評価時点値
(52週) 
サキサグリプチン5mg(n=125) -0.88
(28週) 
-0.51
(52週) 
-20.6
(16週) 
-4.9
(52週) 

表8 非盲検併用療法試験(52週時)の結果(投与前からの変化量)

 HbA1c(NGSP値)(%) HbA1c(NGSP値)(%) 空腹時血糖(mg/dL) 空腹時血糖(mg/dL) 
 最低値
(最低値時期) 
最終評価時点値
(52週) 
最低値
(最低値時期) 
最終評価時点値
(52週) 
スルホニルウレア剤併用
(n=182) 
-0.56
(12週) 
-0.50
(52週) 
-13.8
(4週) 
-10.7
(52週) 
α-グルコシダーゼ阻害剤併用
(n=111) 
-0.92
(44週) 
-0.83
(52週) 
-29.8
(40週) 
-23.8
(52週) 
ビグアナイド系薬剤併用
(n=116) 
-0.68
(48週) 
-0.64
(52週) 
-18.2
(44週) 
-15.2
(52週) 
チアゾリジン系薬剤併用
(n=108) 
-0.55
(48週) 
-0.51
(52週) 
-19.1
(44週) 
-11.4
(52週) 
速効型インスリン分泌促進剤併用
(n=57) 
-0.62
(48週) 
-0.60
(52週) 
-16.5
(40週) 
-13.2
(52週) 

薬効薬理

1. 作用機序
グルカゴン様ペプチド−1(GLP-1)は食事の摂取により腸管から分泌されるホルモンであり、インスリン分泌増強作用及びグルカゴン分泌抑制作用を介して、生体内の血糖恒常性維持に重要な役割を果たす24)。本剤はGLP-1を分解するDPP-4活性を阻害することにより活性型GLP-1の血中濃度を上昇させ、インスリン分泌促進作用を介して血糖低下作用を発揮する25,26)

2. 薬理作用

(1) DPP-4活性阻害作用及び活性型GLP-1濃度増加作用

1)
ヒトDPP-4(腎臓由来)活性を阻害し(in vitro)、サキサグリプチン及び主要活性代謝物のKi値は、それぞれ1.3±0.31nmol/L及び2.6±1.0nmol/Lであった27)

2)
正常ラットを用いた経口グルコース負荷試験において、本剤の単回投与により血漿中の活性型GLP-1濃度が上昇した26)

3)
2型糖尿病患者において、本剤5mgの1日1回投与により血漿中DPP-4活性が阻害され、血漿中活性型GLP-1濃度が増加した2)

(2) 耐糖能改善及び食後血糖改善作用

1)
肥満かつ耐糖能異常を呈するZucker Fattyラットを用いた経口グルコース負荷試験において、本剤の単回投与により血糖値上昇が抑制された25)

2)
食事療法、運動療法を実施しても血糖コントロール不十分な2型糖尿病患者において、本剤5mgの1日1回14日間朝食前投与により、朝食後及び夕食後の血糖値上昇が抑制された2)

有効成分に関する理化学的知見

一般名
サキサグリプチン水和物[Saxagliptin Hydrate(JAN)]

化学名
1S, 3S, 5S)-2-[(2S)-2-Amino-2-(3-hydroxytricyclo[3.3.1.13,7]dec-1-yl)acetyl]-2-azabicyclo[3.1.0]hexane-3-carbonitrile monohydrate

構造式

分子式
C18H25N3O2・H2O

分子量
333.43

性状
白色〜淡黄色又は淡褐色の粉末であり、塊を含む場合がある。エタノール(95)にやや溶けやすく、水にやや溶けにくい。

取扱い上の注意

本剤は無包装状態で高温・高湿により影響を受けることが認められたため、無包装又は分包の場合は特に注意すること。

包装

**オングリザ錠2.5mg:[PTP]100錠(10錠×10)、140錠(14錠×10)、500錠(10錠×50)

**オングリザ錠5mg:[PTP]100錠(10錠×10)、500錠(10錠×50)、700錠(14錠×50)

主要文献及び文献請求先

主要文献

1)
社内資料(単回及び反復経口投与試験),2008

2)
社内資料(臨床薬理試験),2010

3)
社内資料(食事の影響の検討),2010

4)
社内資料(ヒト及び各種動物における血清蛋白結合試験),2008

5)
社内資料(ヒト及び各種動物におけるin vitro 代謝試験),2007

6)
社内資料(ヒトにおけるin vitro CYP阻害試験),2006

7)
社内資料(ヒトにおけるin vitro CYP誘導試験),2006

8)
社内資料(14C標識体単回投与試験),2004

9)
社内資料(ヒトにおけるin vitro 取り込みトランスポーター試験),2007

10)
社内資料(ヒトにおけるin vitro P-gpトランスポーター試験),2007

11)
Boulton DW, et al.:Clin Pharmacokinet, 50, 253-265, 2011

12)
社内資料(年齢及び性別の影響),2005

13)
Patel CG, et al.:Clin Pharmacol, 2, 13-25, 2011

14)
Upreti VV, et al.:Br J Clin Pharmacol, 72, 92-102, 2011

15)
Patel CG, et al.:Diabetes Obes Metab, 13, 604-614, 2011

16)
社内資料(ジゴキシンとの相互作用),2006

17)
社内資料(Maalox Max,ファモチジン,オメプラゾールとの相互作用),2006

18)
社内資料(Ortho-cyclenとの相互作用),2009

19)
社内資料(用量反応試験),2009

20)
社内資料(単独療法検証試験),2010

21)
社内資料(単独療法継続長期投与試験),2011

22)
社内資料(単独療法長期投与試験),2011

23)
社内資料(併用療法長期投与試験),2012

24)
Drucker D, et al.:Lancet, 368, 1696-1705, 2006

25)
社内資料(in vivo における薬理作用),2001

26)
社内資料(血漿中活性型GLP-1濃度に対する作用),2001

27)
社内資料(DPPに対する阻害作用),2008

*文献請求先・製品情報お問い合わせ先

主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求ください。
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〒100-8185 東京都千代田区大手町1-6-1

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製造販売元
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