警告 |
禁忌(次の患者には投与しないこと) |
原則禁忌(次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること) |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
メトトレキサート | 臨床症状:メトトレキサートの作用を増強し、汎血球減少等があらわれることがある。 | 機序は不明 共に葉酸代謝阻害作用を有するためと考えられている。 |
スルファドキシン・ピリメタミン | 臨床症状:ピリメタミンとの併用により、巨赤芽球性貧血があらわれることがある。 | 機序は不明 共に葉酸代謝阻害作用を有するためと考えられている。 |
ジアフェニルスルホン | 臨床症状:ジアフェニルスルホンとの併用により,血液障害(巨赤芽球性貧血、汎血球減少等)があらわれることがある。 | 機序は不明 共に葉酸代謝阻害作用を有するためと考えられている。 |
スルホニルアミド系及びスルホニルウレア系経口糖尿病用剤 グリクラジド、グリベンクラミド等 | 臨床症状:これらの薬剤の血糖降下作用を増強し、低血糖症状があらわれることがある。 | 機序:本剤がこれらの薬剤の肝臓での代謝を抑制するとともに、血漿蛋白に結合したこれらの薬剤と置換し、遊離させるためと考えられている。 |
クマリン系抗凝血剤 ワルファリンカリウム | 臨床症状:クマリン系抗凝血剤の作用を増強し、出血があらわれることがある。 | 機序:本剤がこれらの薬剤の肝臓での代謝を抑制するとともに、血漿蛋白に結合したこれらの薬剤と置換し、遊離させるためと考えられている。 |
フェニトイン | フェニトインの作用を増強することがある。 | 機序:本剤がフェニトインの肝臓での代謝を抑制するためと考えられている。 |
シクロスポリン | 臨床症状:腎機能障害が増強されることがある。 | 機序は不明 共に腎毒性を有するためと考えられている。 危険因子:特に腎移植後の患者 |
ジドブジン | 臨床症状:ジドブジンの毒性を増強し、顆粒球減少等があらわれることがある。 | 機序は不明 |
ラミブジン含有製剤 | ラミブジンのAUCが43%増加し、全身クリアランスが30%、腎クリアランスが35%減少したとの報告がある。 | 機序:本剤の成分であるトリメトプリムがこれらの薬剤の尿細管分泌を低下させるためと考えられている。 |
ジゴキシン製剤 | ジゴキシンの血中濃度が上昇することがある。 | 機序:本剤の成分であるトリメトプリムがこれらの薬剤の尿細管分泌を低下させるためと考えられている。 |
三環系抗うつ剤等 クロミプラミン塩酸塩、イミプラミン塩酸塩、アミトリプチリン塩酸塩等 | 三環系抗うつ剤等の効果が減弱することがある。 | 機序は不明 |
頻度不明 | |
血液注1) | 顆粒球減少、血小板減少 |
過敏症注1) | 発疹、そう痒感、紅斑、水疱、蕁麻疹、光線過敏症 |
精神神経系注1) | 頭痛、めまい・ふらふら感、しびれ感、ふるえ、脱力・倦怠感、うとうと状態 |
肝臓注2) | 黄疸、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、Al-P上昇 |
腎臓注2) | 腎障害(BUNの上昇、血尿等) |
消化器 | 食欲不振、悪心・嘔吐、下痢、腹痛、胃不快感、舌炎、口角炎・口内炎、血便注1)、便秘、口渇 |
その他 | 発熱・熱感、血圧上昇・下降、動悸、胸内苦悶、発汗、顔面潮紅、浮腫、血色素尿、関節痛、筋(肉)痛、ぶどう膜炎 |